
飲食業などの店舗物件紹介サービスを手掛けるホクトシステム(東京・新宿)は5月から、同日に大阪府など関西エリアに進出した。同社が展開する店舗物件ポータルサイト「テンポスマート」で大阪府、京都府、兵庫県の物件を紹介する。
これまでは東京都など関東のみの店舗物件の配信にとどまっていたが、対象を関西に拡大。飲食店や小売店などユーザーの利便性をさらに向上させるほか、大阪・関西万博でビジネス拡大が見込まれる関西での新規顧客開拓を目指す。
ホクトシステムは飲食業のコンサルティングなどを手掛けるナシエルホールディングスのグループ企業。同グループにはM&A(合併・買収)仲介のM&Aプロパティーズなどがある。ホクトシステムが運営する「テンポスマート」は、飲食店や小売店、クリニックや美容院、フィットネスなどに、居抜きを中心とする店舗物件情報を無料で紹介している。登録ユーザーは7万超、掲載物件は約1万5000件に達する。
テンポスマートでは、大阪、京都、兵庫の空き店舗の住所や沿線、駅からの距離、広さ、賃料などの情報を掲載する。ユーザーは必要な条件を指定して検索することもできる。ユーザーは同サイトを通じて、直接、不動産会社に物件の詳細を問い合わせをできる。関西版のテンポスマートでの物件紹介は当初は300件程度で、将来的には5000件程度を目指す。